食生活の改善で白髪が減る
食事と白髪は密接な関係があります。
食事で摂取できるのはズバリ「栄養」です。
その栄養は血管を巡り、身体全体に行き届きます。
これは人間が生きていくに必要不可欠な働きです。
当然栄養は頭皮にも巡ります。頭皮に届いた栄養は毛穴の奥にある毛母細胞、色素を決めるメラノサイトの働きに作用します。
髪の毛がなかなか生えてこなく、ボリュームも少なくなって悩んでいる薄毛の人は、往々にしてこの一連の働きが機能していないことが原因に挙げられます。それは白髪にも同じことが言えます。
よって、日々の食生活が白髪の量を決めるというのは、あながち間違ってはいないのです。
では白髪対策に積極的に摂取すべき食事というのは何が挙げられるのでしょうか。
そこでおすすめさせていただくのが「魚介類」です。
魚や牡蠣、シジミなどにはビタミンB群、カルシウム、亜鉛、銅、ミネラルが豊富に含まれているので、
黒髪を作るに欠かせない栄養のほとんどが魚介類から摂取することができます。
その他にも赤貝、すじこ、はまぐり、あゆなどの魚にはビタミンB12が多く含まれているので、
積極的に摂取することをおすすめします。
チロシンを増やす食事
これまで「メラニンの生成を促す栄養を摂取しよう」、「メラノサイトの働きを活発にする栄養を」と説明してきましたが、髪を黒くするメラニンと呼ばれる細胞の量がそもそも少なかったら効果は半減ですね。
では「メラニンの量を増やす方法とは」という疑問が浮かびますが、これには「チロシン」と呼ばれる物質を増やすのが手っ取り早いです。
チロシンはメラニンを作る役割があります。
そのチロシンを作る食事というのは「大豆やチーズ、ちりめんじゃこ、ピーナッツ、たらこ」
などが挙げられます。大豆製品や乳製品を摂取すれば間違いないと思っておきましょう。
チロシンはメラニンを作る役割だけにとどまりません。
集中力向上
ストレス緩和
鬱病緩和
など精神を上向きにする働きも期待できますので、摂取して損することはないでしょう。
ただし、反対にこれらの食事を過剰摂取するとコレステロール値が上がってしまいますので、食べすぎも気をつけなければなりません。
食生活で白髪を無くす
食事療法により白髪を黒髪に戻すには、ある程度の時間がかかります。
しかし、これなくして白髪対策は何をしても効果は十分に発揮できないでしょう。
白髪対策の初歩であり、基本的な手段が食事療法と言えます。
サプリメントや頭皮マッサージもおすすめですが、
まずは今までの食生活を見直すところからはじめてはいかがでしょうか。