十分な睡眠が髪を若返らせる

これまでの説明からストレス、心といった精神の病と白髪の密接な因果関係はご理解いただけたかと思います。

 

しかし、日々の生活習慣で白髪が増える理由はそれだけではありません。

 

今回ご紹介するのは
「睡眠不足が白髪を増やす」ということです。

 

睡眠と白髪の関係

では、睡眠不足や夜更かしがなぜ白髪を作る原因となってしまうのでしょうか。
何度もご説明しますが、黒髪が白髪になる原因は色素細胞と呼ばれるメラニンの生成が不十分だからです。

 

細胞というのは死滅と再生を繰り返します。1日に何億個もの細胞が死に、何億個もの細胞が新たに作られます。
これは色素細胞も同じです。
そして、ここで重要なのが、「新しい細胞が作られる。神経系の機能が回復するときが睡眠中」ということです。
体内時計で言えば夜の10時から夜中の2時頃の間が最も身体が回復する時間となります。

 

副交感神経の働き

日常、人が活発に動くことができるのは、神経系統である「交感神経」が主に働いています。
逆に落ち着いているときや睡眠中は「副交感神経」が働きます。
この副交感神経というのは身体、細胞といった類を回復させる力を持っています。故に、1日1回副交感神経により身体を回復する時間を作らなければならないのです。それが睡眠となります。

 

睡眠不足に陥ると、精神状態が悪くなります。女性はホルモンバランスを崩しやすく、生理不順を引き起こしがちですね。
それ以外にも鬱病、慢性的な倦怠感、眩暈、吐き気、貧血、体調不良といった症状がでます。これらはすべて身体が十分に回復していないことが原因です。
そして、神経細胞でもある色素細胞の力も低下して、白髪が増えることもあるのです。

 

十分な睡眠で黒髪を実現

 

しかし、言い換えれば
「十分な睡眠をとることが白髪の量を減らし、黒髪を取り戻すこと」
にも繋がるということです。

 

睡眠不足、夜更かしの生活を正すことができれば、身体は調子を取り戻し、健康を取り戻します。

 

身体がしっかりと機能していれば、自然に色素細胞も活発に働き、メラニンが生成されて白髪が黒髪になるはずです。慢性的な睡眠不足や夜更かしが続くと、なかなか元の生活に戻すことが難しくなってしまいます。
慢性化する前に正しい睡眠時間を確保するようにしましょう。

 

睡眠不足に悩む社会人が急増

残業が多い日本の現代社会。そこで蝕まれるのが「睡眠時間」です。
業務内容によっては終電に帰宅することも決して珍しくなく、深夜の12時、1時に帰宅して、お風呂に入ったらすぐ就寝。翌朝5時に起きて満員電車に揉まれるために出勤する。
こんな生活を繰り返している人は多いのではないでしょうか。
「若い頃は買ってでも苦労しろ」とよく言われますが、日本人のサラリーマンを見ていると、少々苦労を買いすぎのような気がしますね。

 

夜更かしも良くありません

睡眠不足と同時に、夜更かしもよくありません。
とは言うものの、最近の若者を含めて夜更かしをする方が急増しているようです。
会社から疲れて帰ってくると、「すぐ寝るのはもったいない」と考えてしまいます。そこで少しでも自分の自由な時間を満喫するためにゲームやネットをしたりする方も多いでしょう。
また、「せっかく会社が休みなんだから、夜も楽しみたい」と休日は毎週夜更かしをする方もいるのではないでしょうか。

 

そもそも人は元来夜行性の生き物ではありません。人間には体内時計と呼ばれる概念的な時計があります。
身体の神経、細胞というのは、この体内時計に沿って機能、休止をしますので、夜更かしをすると体内時計が狂ってしまうことになります。